140じゃ足りない

140じゃ足りなかったら書きます

ワードバスケット

「色素」「ソバージュ」 上がりっ!

 

しりとり熟練者とは特定の頭文字に任意の末尾文字を繋げられる単語のストックを持っている人だと思う。

日常生活で使うことは無いがしりとりの時だけ活躍する単語達ってないだろうか。私の場合は「ウクライナ」とか「ソバージュ」とか。

ウクライナがどこにあるかも良くわかってないしソバージュが何かも実はあまりよくわかってないが、しりとりにおいての有用性という点で、これらを私は高く評価している。

 

さて、今回紹介するのはスピード感を求められるアクティブなしりとり合戦、「ワードバスケット」だ。

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プレイヤーには文字の書かれたカードが5枚配られ、場にもまた文字の書かれたカードが置かれている。

場にあるカードの文字から始まって、自分の手札にある文字で終わる言葉(3文字以上)を思いついたらその言葉を宣言すると共にカードを場に出す。早い者勝ちで、誰かがカードを出したらまたそのカードの文字を頭文字として単語を考え、思いついた人がカードを出す。

例えば自分が「ぬ」「へ」を持っていて(手札が酷い)、場に「し」が出ていたとしたら、

「シソンヌ」と宣言して「ぬ」のカードを出すことができる。

すると場のカードは「ぬ」になるので、ぬから始まる単語を考えなければならない。

なお、文字の濁点半濁点は問われない。

この時のように「へ」を持っているなら続けて「ぬりかべ」と宣言して「へ」を出して良い。

このように連続して出せるとコンボのようで気持ちいい。1枚思いついてもすぐに出さず、手札の中で言葉を繋げて、相手に割り込む隙を与えず一気に出し切る戦略もアリだろう。

どうしても単語が思いつかない場合は、

「リセット○枚」と宣言(○には自分の手札の数)して手札を全部場に出し、山札から○+1枚のカードを引く。

これで場と手札をリフレッシュすることができる。これはいつでも宣言できるので、相手が気持ちよく連続で出そうとしているところにあえて割り込んで宣言するというのも有効な攻め手となる。

乱用すると手札が増えてしまうので使い所がまた悩ましくもある。

以上の流れをを繰り返して先にカードを全部出し切った人が勝利となる。

 

しりとりベースのシンプルなルールに、

単語を素早く引き出す語彙力、瞬発力と、

思いつき次第速攻で出していくか、少し温存してコンボを繋げるか、どこでリセットを宣言するかといった戦略性が求められるゲームで、ついつい熱くなって何度もプレイしてしまうゲームだ。

 

ただこのゲーム、得意不得意がかなり分かれやすい。

苦手な人は一枚も出せないまま、得意な人が上がってしまうというのも良くある。

苦手な人同士が残ると言葉が思いつかなくて泥沼になってしまうことも。

妻とこのゲームで対戦するとだいたい実力が同じくらいなので白熱するが、

大人数でやるとどうしてもダレがちなのでパーティで出すには少し不向きなゲームかなと思っている。

 

ともあれ頭のいろんなところを使って楽しめるゲームなので、私はとても気に入っている。

是非プレイして欲しい…とは別に言わないのだが、もしプレイして明らかに自分の方が強い場合は、悩むふりをするなどして手加減してあげて欲しい。

こういうアナログなゲームは勝つことよりもみんなで楽しい雰囲気を作り上げる事が大事なのだから。

 

ワードバスケット

難易度 ☆☆ ルールは簡単だが人によって得意不得意出やすい

手軽さ ☆☆☆☆(1プレイ5分程度)

運要素 ☆☆

白熱度 ☆☆☆☆☆

得られるスキル 語彙力 瞬発力 判断力